管理会社のBarfootから毎月メールで届くニュースレター。
チェックするのは、いつもの二つ。一つは自分の物件があるエリアのレントと価格の平均相場。
そして、もう一つが不動産投資家へのインタビュー記事。
他人の投資が参考になることはあまりないけど、共感を持てるの人の記事には刺激を受ける。
今月は、オークランド在住のミゲルのストーリー。
ミゲルは2005年にインドからオークランドにやってきた移民。
移住した当初は家を買うお金などなかったので、とにかく稼ぐ事を目標に1年間はcourierドライバーになった。
NZ移住前はアカウンティングのキャリアを歩んできたにもかかわらず、朝の4時から夜9時まで荷物を運んだという。
日本で言うと、過労死ラインを軽々超えても稼ぐために期間限定で頑張る「昔の佐川」だ。
寝る間を惜しんで働いた甲斐あって一年後には頭金が貯まって、2006年、ミゲルはGlen Edenに初めて家を買った。
購入価格は$332,000。この家には今でも住んでいて現在価値は驚きの$980,000。
投資物件を買う目標もあったようだけど、自宅の頭金を払ったミゲルにはお金がない。
だからその後5年間は「貯金一筋」の生活を送ったらしい。
そして2011年、満を持して最初の投資物件を購入し、不動産投資デビュー。
$40,000の頭金で買ったNew Lynnのユニットの価格は$165,000。現在は$500,000の価値があるという。
最近まで続いたオークランドの不動産ブームが本格的には始まったのが2012年頃。
当時は銀行の融資審査も今ほど厳しくなかったし、不動産投資を始めるのに2011年はこの上なくベストなタイミングだったと思う。
そこでミゲルは、一気に勝負に出る。
2011年から2013年までの2年間に、これから価値が上がるとにらんだエリア(Sunnyvale, Clevedon, Ranui, Massey, South & West Auckland)に一挙に8物件を購入。
その後もキャッシュとエクイティを利用して今年までに5物件を買い進めた。
現在保有している物件数は自宅を含め14、総資産は約$9ミリオン(6億7,500万円/NZ$1=75円)にのぼる。
十数年前、ただのcourierドライバーだったインド人移民が、努力と不動産投資で億万長者に登りつめた。
ニュージーランド移住して一年も経たないうちに、ミゲルはオークランドが不動産で成功できる場所だと確信していたと言う。
歴史的に不動産価格が上がり続けていることや生活環境の良さから、同じように考えていた人は他にもいたと思う。
ただ、ミゲルのような資産を築いた人は、ほんの一握りにすぎないはずだ。
ミゲルとその他大勢を分けたのは、「考えただけの人」と「実際に行動を起こした人」の違いだったんじゃないかなと僕は思う。
投資で成功するには、実際に成功している人から話を聞くのが一番手っ取り早い。
オークランド在住で不動産投資をお考えの人は、ミゲルに直接会って話が聞ける。
なぜなら、彼はBarfoot & Thompson New Lynnでセールスパーソンとして働いているから。
行動を起こしたくてウズウズしてる人は、億万長者になってもセカンドハンドの車に乗る倹約家、ミゲルにまずは相談してみてもいいかもよ。
※言っとくけど僕はBarfootの回し者じゃないからね。
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