スキップしてメイン コンテンツに移動

注目

「ブログも引越し」のご連絡

ニュージーランドへ移住をする2018年。引越しついでにブログも以下アドレスへ移転しました。 *移転先ブログ NZ投資と移住のリアル https://investmenz.info 今後の更新は引越し先のブログで行ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

貯金で安心を買えると思いますか?

昔はゆうちょに預けておけばそれでOKでしたが...


日本経済新聞の記事によると日本の金融機関の預金残高が今年3月末時点で1053兆円と過去最高を記録したとのこと。


企業がため込んいでいる預金もあるのでしょうが、個人、とりわけ中高年の貯金、退職金、年金などのお金が銀行でぐっすり寝ています。


古希(70代)を迎え、仕事をリタイヤした私の両親も例外ではなく、資産と呼べるものは自宅以外、ほぼ銀行預金しかないそうです。


休みもろくに取らず懸命に働いてきたので、それなりにまとまった貯金があってリタイヤしたとは思います。


しかし、それでもお金の不安があるようで、先日も銀行に預けておいた100万円の定期預金にたった6円しか利息が付かなかったと愚痴をこぼしていました。


両親が働き盛りだった1970年代~1980年代は1年満期の銀行定期預金が5%超えなんて当たり前にありました。


郵便貯金の10年定期預金にいたっては10%越えしていたこともあったのです。今では想像すらつきません。


お金は銀行やゆうちょに預けておけば自動的に増えていくので、運用など考える必要はありませんでした。


なので、銀行に預けてもお金が増えない時代になっていても、それ以外の運用方法なんてわからないのです。


両親が過去に唯一投資したのは1987年に新規上場したNTT株。友人の勧めで高値で数百万円分買い、その後下落。株価が持ち直すことを期待して持ち続けていたら結局大やけどしてしまいます。


バブル崩壊後は投資に対する強いアレルギーが残ってしまい、銀行に預けておくのが一番安全と思うようになったそうです。


高齢になった両親にとってはお金を増やすことよりも減らさないことの方が大切なので、元本割れのリスクが伴う投資にはあまり興味を示しません。


こうなると銀行預金は、年金では足りない生活費の不足分を補うだけの固定化されたお金になります。


両親はいわゆる第一次ベビーブームに生まれた団塊世代で、人口に占める割合もいまだに存在感があります。


高度経済成長時代を生き抜き、がむしゃらに働いただけあり、各世代の中で最もお金持ちである世代です。


趣味で野菜を作っていますし、知り合いからの頂き物も頻繁にあるので、食べ物にお金はさほどかかりません。住宅や車のローンなども完済しています。


公共料金や通信費など毎月かかる固定費や医療費などは多少かかってはいますが、ゆとりを持って暮らせるはずだと思っていました。


ところが生活にはなんだかんだお金がかかるもので、収入といえばわずかな国民年金のみです。


そんな両親が言った「貯金はあっても減っていくと不安になるもんだよ」という言葉が印象に残っています。


また、労働以外の定期収入が生活費を賄うだけあれば、多額の貯金よりもよほど安心できると両親は言います。


この資産運用から、会社を辞めても生活に困らないだけのキャッシュフローを生み出すことできたらどれだけ精神的に楽になるか。私もその点、同感です。


貯金をいくらしても安心は買えない。両親から教わった気がします。



にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ


大変励みになります。よろしければポチっとお願いします。

コメント

人気の投稿